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2022.07.04
ブランド相関分析

他社との客の重なりを可視化

競合とのユーザーの重なり

ゲームプロデューサーとして、私は同時期に発売されるPlayStationやSwitchのソフト、人気スマートフォンゲームの動向がいつも気になります。アニメ・漫画や小説もチェックし、タイアップできないか、次回作のヒントにならないか、いつも考えます。しかし、これらの他社商品に自社のお客さんがどれほど興味を持たれているか、数字で見ることはなかなか出来ません。

Amazonなどのストアであれば、お客さんが買った様々な商品をメーカー横断して分析できます。しかしメーカーにはその情報は提供されません。プラットフォームビジネスの優位性を保つ貴重なデータだからです。顧客調査やユーザーインタビューで他社商品への関心を聞くことはできます。しかし選択肢は限られてしまう。

もっと幅広い競合や代替品への興味を捉えられないか。そう考え開発したのが「フォロー先分析」です。

フォロー先分析とは

「フォロー先分析」とは、自社のTwitterフォロワーの何%が特定アカウントをフォローしているかをレポートにまとめるものです。以下のようなグラフでご提供しています。

ユーザー相関をTwitterフォロワー分析でみる(1)

折れ線で表される数値をフォロー率と弊社では呼んでいます。アカウントAのフォロー率が10%なら、自社フォロワーの10人に1人がアカウントAをフォローしています。

灰色で表される棒グラフは相手側の全フォロワー数です。比較先のフォロワー数が大きいとフォロー率は自然に高まるので、棒グラフと折線グラフを重ねて見ることが大切です。

このグラフは大手スマホゲームに対する、某ゲームユーザーのフォロー率を示しています。このゲームはモンスターストライクをフォローする人が多いですが、モンスターストライクは他の2つよりフォロワー数が多いので、フォロー率が高いのは自然と言えそうです。

そこで別商品のフォロー率を追加します。この場合は別ゲームの大手スマホゲームに対するフォロー率を並べます。

ユーザー相関をTwitterフォロワー分析でみる(2)

すると、オレンジのゲームは水準が高いうえに、『Fate/Grand Order』のフォロー率が高いことがわかります。『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』といったゲームをプレイする人が青のゲームより多く、かつ『Fate/Grand Order』にはより強い関心を示している、といえます。

数値が低い=悪い、ではありません。歴史ある大手スマホゲームに対して、数パーセントしかフォロー率を示さないゲームもあります。最近リリースされたゲームや女性向けゲームにその傾向があります。むしろフォロー率が低いことは、自社の顧客の特徴を示しているか、自社のTwitter施策の改善余地を示している、とも言えます。

サンプルのグラフは3タイトルだけですが「フォロー先分析」では30以上のTwitterアカウントと比較します。すると、これまで感覚でみていた自社ユーザーの特徴を数値でみることができます。数字で見ることで、なんとなく考えてきた施策を実行したり却下したりと判断を下すことができます。ときには思いがけない特徴をつかむことができ、商品開発やプロモーションに活かすこともできます。

お問合せください。

Amazonなどのプラットフォーム企業のみ出来る、メーカーを横断したユーザー分析。Twitterユーザーという断面ではありますが、幅広いジャンルの商品とのユーザーの重なりを数値化する「フォロー先分析」をご紹介いたしました。

「フォロー先分析」が効果を発揮する場面はまだあります。メディアやインフルエンサーとの重なりを可視化すれば、広告の費用対効果を高められます。特定アカウントのフォロワーにTwitter広告を配信し、自社のTwitterフォロワーを増やすこともできます。

弊社内で「フォロー先分析」の開発が始まり1年が過ぎました。ノウハウも溜まりましたが、まだまだ「フォロー先分析」は発達途上です。些細なことでも結構ですので、気になったことやご質問がございましたら弊社ホームページお問合せよりご連絡ください。

 

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