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秋が深まり、ワインや日本酒を飲むことが増えました。検索のトレンドをみると、ビールとワインは毎年秋、きれいに入れ替わっているのがわかります。
グラフを見るとビールとワインは検索回数では同じ規模ですが、消費量ではビールがワインの6倍以上。ワインはアルコール度数は高いので消費は少ないけど、種類がたくさんあって調べることも多いですし、秋の収穫やボジョレーヌーヴォーなどの話題性もあるからでしょうか。
参考:国税庁『酒のしおり(令和2年3月)』
この傾向はアメリカでも同じで、ビールの消費量はワインの3倍あるものの、検索量ではワインが上回っています。
冒頭のグラフに『日本酒』を重ねると、ワインと同じく秋に伸びて年末にピークを迎えるパターンがみえます。10年ほど前から底上げされながら、ここ5年は横ばい状態です。
出典:Googleトレンド
検索量が多いということは、検索マーケティングと相性がよいということ。種類の豊富さ、わかりにくさ、が逆にコンテンツマーケティングや検索型広告、検索エンジン対策(SEO)に向いていると言えます。
特に検索量がない、小さめのキーワードがお勧めです。ワインであれば、『ワイン 初心者』『ワイン 入門』『家飲み ワイン』『メルロー』『白ワイン おすすめ』など、具体的なワードでコツコツ訪問者を増やす。細かくあげれば無数にあるワードを拾い上げ自社サイトに集客できれば、ECやサブスクリプションビジネスに展開する余地はあるはずです。
また、Googleトレンドとは関係ありませんが、Twitterやインスタグラムで検索する人も多いでしょう。現時点で日本酒やワインを専門に10万フォロワーを超えるようなアカウントはまだ存在しない。私に限らず、秋の味覚に合うものをどう探せばよいか、わからない方も多いはず。
ショップだけでなく、作り手の皆さんも、ワインや日本酒のインフルエンサーになれる余地が、まだまだありそうです。