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2019.04.30
ゲームプロデュース

近いようで遠い、ゲームとインターネットの世界

私は新卒でソフトバンクに入りベンチャーに携わった後、ゲーム業界でプロデューサーになりました。

インターネットの世界は技術の標準化が進み、その上のサービスは玉石混交な世界。ゲームはプラットフォームがあり、その上のゲームも承認されたものを遊ぶ世界。同じコンピューターを扱うものの、それぞれのカルチャーは大きく違い、そのギャップ戸惑うことが何度もありました。

少しずつ開かれてきたゲームの世界

インターネットに比べると秩序だったゲームの世界も、少しずつ外に開く方向に進みつつあります。私の古巣でもあるポケットモンスターは1995年当時ケーブルを使ってポケモンを交換するという仕組みを生み出し、大ヒットとなりました。

その後インターネットを使い、プレイヤー同士がリアルタイムで対戦したり、点数を競い合ったり、チャットや声で会話しながら遊ぶ仕組みが普及しました。

荒野行動 App Storeスクリーンショットより

しかしいずれも、同じゲームをプレイする者同士のやり取りに留まります。

オープンなインターネットとゲームを紐づける

2019年3月にGoogleが発表したSTADIAには、Status Linkと呼ばれるものがあります。これはゲーム内でプレイヤーがプレイするステージの場所、敵味方キャラの位置、アイテムや体力の値を、インターネットのリンクを使って共有しようというもの。

https://youtu.be/nUih5C5rOrA?t=2545

ゲームの中にあるものを、リンクという仕組みを使って共有しようとする。この発想にGoogleらしさを感じます。

この機能を使うと、絶体絶命のピンチを迎えたシーンを再現し、インターネットのリンクで共有することができます。すると他のプレイヤーは、同じゲームの同じ箇所を、敵の位置や所持アイテム、残り時間など同じ状態からプレイすることができる、というものです。

これまでゲームをAmzonにある商品として紹介したり、スクリーンショットを共有したりすることはできました。が、ゲームの中に踏み込んだものを、インターネットで共有することは出来ませんでした。

今回のGoogleの取り組みは、ゲームをインターネットの世界により近く引き寄せるものだと感じます。

インターネットとゲームの世界が一歩、近づく

もともとGoogleは、インターネットのリンクを逆にたどり、あるウェブサイトへリンクするサイトの数と質で順位づけするPage Rankという仕組みを生み出し、今や年間売上高13兆円を超える会社として成長しました。

Googleの原点でもあるリンクの概念とゲームの組み合わせ。

今後どのような展開になっていくのか、とても楽しみです。

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