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2019.04.15
ゲームプロデュース

STADIAからみる、機械学習とゲーム

Googleが先月発表したストリーミングゲームプラットフォームSTADIA。

今回の発表では、Style Transfer MLという機能にGoogleの人工知能、特に機械学習における知見を感じました。これは、一枚のコンセプトアートを元に背景のスタイルを自動的に合わせるというもの。

一枚のコンセプトアートから背景がリアルタイムに変わる。

ゲーム制作のスピードをあげる。

Style Transfer MLでゲームのステージ背景を制作するコストをどれだけ下げられるかはわかりませんが、設計段階でGoogleが言う通り複数のビジュアルコンセプトを素早く確認する、ということはできそうです。

有名なアートワークのスタイルを読み込ませると、
リアルタイムでアートスタイルを変えられる(出典:Stadiaブログ)

ゲーム運営の選択肢が増える

この機能はゲーム制作だけでなく、プレイ中に背景のスタイルを切り変えたり、プレイヤーごとに背景をカスタマイズしたり、とゲームプレイそのものに使える可能性もあります。

たとえば配信中のゲームのスタイルを、期間限定で大きく変えることができます。タイアップした商品やキャラクターの世界観を背景や登場人物に反映させたり、春は桜が舞い散る普段とは違うタッチのグラフィックに変えたり。ゲームを続けて遊んでもらうための、運営面での工夫がいろいろ出来そうです。

個性的なゲーム実況画面も作れる

またゲーム実況者が、自分のアートスタイルをゲームに適用させ、それを配信するとゲーム動画としての見た目に大きく特徴をつけられるはずです。

ゲーム実況どうしてもゲーム画面が中心ですので、見た目に代わり映えがありません。Style Transferの機能をユーザー向けに解放するゲームが現れれば、実況者ごとにアメコミや水墨画などユニークな画面を作り出すことができます。同じゲームでも見た目がまったく違う映像が作れるので、ゲーム実況の幅が大きく広がるのではと期待しています。

機械学習とゲームの関係は始まったばかり

機械学習は追い続けるのがしんどくなるほど、進歩が激しい世界。ここで取り上げたように、制作、運営、実況それぞれにどのような変化が現われるか、見守りたいと思います。

参考記事『Behind the Scenes with Stadia’s Style Transfer ML』(英文)

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