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2017.09.19
ゲームプロデュース

マック?マクド?チーム戦で盛り上げるキャンペーン

2017年8月の世界陸上で日本チームが銅メダルを取りましたが、リオデジャネイロ五輪でも銀メダルをとった陸上リレー競技の盛り上がりを見ると、日本には団体競技を見るのが好きな人は多いのかもしれません。

 

ゲームの世界にも団体競技に相当するチーム戦の遊びがあります。業界用語かもしれませんが、オンラインゲームの世界ではGvG (Guild Versus Guild)とも呼ばれ、その名の通りプレイヤー同士でギルドと呼ばれるチームを組み、それらのチーム同士で戦います。

コントローラーが二つしかないファミコンやプレイステーションの時代、ゲーブルをつないで対戦するゲームボーイの時代は対戦といっても1対1が主流でした。多人数対多人数のゲームが実現するのは2000年代に入り、パソコンや携帯電話の通信網が普及し初めてからです。

スポーツでみられるように、チーム戦には「一緒に戦う面白さ」と、その勝敗の行方を見守る「観る楽しさ」の両方の側面があります。

その意味ではゲームの世界では「一緒に戦う面白さ」はこの10年ほどで大きく発展してきた一方、「観る楽しさ」はeスポーツと呼ばれる分野がありますが、まだまだ発展途上だ、とも言えます。

 

実は商品開発やマーケティングの世界でも、お客さん同士がチームに分かれて競い合う仕掛けは、「観る楽しさ」と「一緒に戦う面白さ(参加する楽しさ)」の両方の側面から、有効に活かせるのではと考えています。

例えばこの夏の日本マクドナルドの「マックなのか?マクドなのか?おいしさ対決!」キャンペーンはとても面白いものでした。

日本マクドナルド公式リリースより

どちらかというと話題性を狙ったとも言えるキャンペーンで、よい設計だと感じるのは以下の二点です。

  1. 商品の販売数ではなくツイート数で勝敗を決するルール作り。
  2. キャンペーンの発表、対象商品の発表、結果発表とクーポン配布、と一度ではなく三段階に分けて話題が盛り上がるタイミング作り。

期限切れ鶏肉使用事件から3年経ち客足が戻りつつあるタイミングで実施した点も踏まえると、ソーシャルメディアでの話題作りを意識した仕掛けと言えますし、ある程度機能したように思います。(関西人の方がこの話題は食いつきやすく、筆者も関西人なので見方は偏っているかもしれません)

お客さんにチーム別に分かれてもらい、何らかのテーマで勝負してもらう。スポーツやゲームのように習熟が必要な連携プレーなどなくても、団体戦の面白さを体験してもらうことは十分可能です。何チーム用意をするか。そもそもチームをお客さんに選んでいただくのか、企業側で振り分けるのか。チーム内のコミュニケーションをどのようにコーディネートするか。など、考えるべきポイントもたくさんあります。

 

もっともゲームの世界ではチーム同士での対戦ではなく、チームで共通の敵と戦う、協力プレイという仕組みもあります。モンスターハンターも、モンスターストライクもこの協力プレイが大きな特徴で、2005年発売の『モンスターハンター ポータブル』以降、モンスターハンターを遊んだ世代を中心に日本では広く受け入れられている遊び方と言えます。

この協力プレイの仕組みを商品開発やマーケティングにどう活用するか、というのも面白いテーマです。これは別の機会に整理したいと思います。

 

 

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