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2019.08.23
サブスクリプション戦略論

頻繁にアプリを使うユーザーを測定し、増やそう。

アプリを毎日利用するユーザーを増やそう

毎日アプリを開くだけで、お得なアイテムがもらえるログインボーナス。スマホゲームで遊ぶ方は、よく見かけますよね。

アクティブユーザーを増やす

スマホゲーム「モンスターストライク」より

SNSやニュースアプリは、毎日内容が変わります。しかし普通のアプリは見てもらう頻度を高めるため、意識的な取り組みが必要。ゲームも努力しないと毎日見てもらえません。

ここではゲームアプリから見た、毎日利用してくれるユーザーを増やす方法をご紹介します。

アクティブユーザーではなく、利用頻度を見よう

会員数が増えても、休眠会員が多くては意味がありません。休眠していない利用者(アクティブユーザー)が増えても、月に1回ではなく、週に1回、できれば毎日利用してほしいものです。

アプリを高い頻度で使ってくれるユーザーがいるということは、それだけサービスに満足してくれている証しです。アクセス頻度が高いと表示するページが増え、広告収入が増える利点もあります。

インターネットサービスでは、DAU(Daily Active User:日別利用者数)やMAU(Monthly Active user::月間利用者数)を指標としてよく使います。しかしこれは毎日利用する人も、たまにくる人も、その日利用した人を合算してしまいます。お店に例えると、1日または月間の総来店者数といったところでしょうか。

アプリの内容にもよりますが、毎日あるいは毎週利用してくれる高頻度ユーザーの数を計測すべき。お店でいえば、毎週必ず来てくれるお客さんの数です。この数字をアップさせることを目標に、アプリを企画設計することをオススメします。

変化するコンテンツを用意する

アプリを毎日見にきてもらうためには、わずかでもよいので変化が必要です。

ひとつは定期的にイベント開催すること。キャンペーンやクーポン、ユーザー参加型の企画など、アプリに沿ったものを用意します。コツは期間限定にすることと、定期的なイベントを用意すること。毎週または毎月何かあるとわかれば、気になるユーザーはアプリを見てくれます。

 

アクティブユーザーを増やす

ユニクロ公式アプリより

コンテンツが自動的に変化する仕組みを作る

人手ではなく、機械的にコンテンツを変化させる手もあります。新着や人気急上昇アイテムを日別や週別に表示する。時間帯や場所で違う情報を表示して時々チェックしたくなる仕組みを作る。AI(人工知能)でダイナミックにコンテンツを切り替える。

ゲームで例えると、曜日別イベントを自動開催したり、場所によって違うキャラクターが入手できたり、古くはランダムでマップを自動生成したりして、人手に頼らず変化を生み出す工夫をしています。

ユーザーがやり取りできる場を作る

もうひとつ、毎日変化するアプリを作るやり方は、ユーザー同士のコミュニケーション。他のユーザーにコメントしたり、何かをもらったり、アプリを介してユーザー同士がやり取りできないか、検討してください。

コミュニケーションは、言葉に限りません。いいねボタンを押したり、アイテムを贈ったり。アプリではなく他の人が気になってアプリを開くようになると、自然にログイン頻度があがり、サービスの継続率もあがります。

またコミュニケーションは、SNSアプリでなくても、実現できます。B2Bアプリでも店舗系アプリでも、商品どんな風に使っているかを紹介したり、抱えている課題を相談する掲示板を作ったりすることは可能です。

この部分で最適解を導き出すのは簡単ではありません。しかしうまく場が作れると、自分たちの手を離れてユーザー同士が盛り上がり、サービスが定着・拡大するきっかけに間違いなくなります。

アプリユーザー同士のコミュニケーション

他社と同じ指標を追うだけでは失敗する。

実は私自身、ログインボーナスが好きになれません。一ファンとしては、忙しくてログインできないと損した気になりますし、毎日アプリを開くことを強制されている気にすらなり、心地よくありません。

ゲームプロデューサーとしては、他社もよくやるので、マーケティングや管理の方からよく勧められます。しかし、アクティブユーザー数が短期的に増えても、本来はアプリを毎日開きたくなる状態を作ることが目的のはず。数字をあげるためだけの施策を打って、社内アピールはできても、お客さんには喜ばれません。

ここに挙げた、人手を使った企画、自動的にコンテンツを更新する仕組み、コミュニケーションの場、を作ることは、ゲームの世界でも成功例は限られます。ですが、頻繁に見たくなるアプリやサービスを作る上での王道アプローチでもあります。少しでも参考になれば幸いです。

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