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早くも5回目を迎えるプライムデー。今年はコロナの影響で、例年の7月ではなく10月13・14日開催されることで、アメリカの年末商戦に影響がありそうです。
Googleトレンドで見ると、プライムデーの検索回数は、毎年着実に伸びています。プライムデーそのものはアマゾンに行けばいいけど、あらかじめ知っていると日程や商品を調べますよね。
2019年のプライムデーは7月15日(月・祝)0時から7月16日(火)23時59分まで、過去最長の48時間開催。 検索回数も初年度の4倍に伸びています。
ちなみにアマゾンデバイス以外では、[Amazonブランド]HappyBelly天然水 岐阜・美濃(2L)×9本、Anker PowerCore 10000 (10000mAh 最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー)、 【パンツ Lサイズ】パンパース オムツさらさらケア(9~14kg)180枚(60枚×3パック)、が人気だったそうです。
プライムデーは世界的なイベントなので、英語のPrime dayを上のグラフに追加したのがこちら。日本の25倍の規模(2018年)あります。
Googleトレンド より
プライムデーは2015年にアメリカ、日本、イギリス、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、カナダ、オーストリアの9カ国でスタート。2016年にベルギー、2017年に中国、メキシコ、インド、2018年にはオーストラリア、シンガポール、オランダ、ルクセンブルク、2019年は中東が加わり、18の国と地域で開催されています。
“prime day”と検索する英語圏アメリカ、イギリス、カナダ、インド、オーストラリアの総人口を足すと18億人ほど。日本との人口比よりも、検索回数に差があります。
プライムデーは当初から、11月感謝祭セール『ブラックフライデー』を上回ることを目標にしていました。
Amazonブログdayoneより。https://blog.aboutamazon.jp/amazon_prime_history_201907
実際に、初年度からAmazon自身のブラックフライデー(前年2014年)を上回ることはできたようです。しかし、『ブラックフライデー』そのものの検索回数と『プライムデー』は20倍ほどの開きがあります。
(色で見やすいように日本語の『プライムデー』を残しています)
Googleトレンドより
プライムデーは7月開催なので、単純比較はできませんが、アメリカ国内でもまだまだ伸びそうです。
コロナの影響で来週10月13日と14日に開催される今年のプライムデー。今年大きく伸びる理由は二つあります。
1つは『コロナによるEC拡大』。外出せずショッピングができるECは、アマゾンに限らず今年大きく伸びるのはご存知の通りです。
加えて、『ブラックフライデーの1ヶ月前に時期が移動した』こと。コロナの影響で例年ほど出費はしづらく、いつも以上にセールは魅力的。さらに今年はネットで買う人が殺到しそうですが、物流がパンクし商品が届かない可能性も指摘され、前倒しで買い物をする人が増えると言われています。
日刊スポーツ『ここにもコロナの影響 クリスマス商戦10月から開始』
まさにこのタイミングで、プライムデーを開催するアマゾン。
さらに同じタイミングで、iPhone12の発表を重ねてきたアップル。
速報です。日本時間10月14日午前2時から、特別な #AppleEvent をライブ配信します。下の♥️を押すと、イベントの日にお知らせします。 pic.twitter.com/PcsJhDSnCu
— Apple (@Apple) October 6, 2020
異例続きの2020年、プライムデーがどれだけ盛り上がり、ブラックフライデーがその影響を受けて上がるのか下がるのか、非常に興味深くなってきました。
ZDNET “Amazon Prime Day and earlier holiday shopping will ding Black Friday, Cyber Monday”