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2020.11.12
デジタルビジネス事例集

PlayStation Plus 会員数 推移

PlayStation PlusとPS4累計台数の推移

全世界で4000万人が利用するソニーのサブスクリプション、PlayStation Plus。四半期ごとの会員数の推移を追います。

4500万人を超えるゲームサブスクリプション

PlayStation Plus(以下PS Plus)は、人気タイトルを追加料金なしで遊べる「フリープレイ」や、世界のプレイヤーと対戦や協力プレイを楽しめる「オンラインマルチプレイ」を提供するサービス。月850円の定額制で、1/3/12ヶ月単位で購入します。

 

実は10年前から続いていて、会員数は4590万人(2020年9月時点)。会員数を公開するようになった2015年以降の推移は以上の通りです(2015,2016は年度末のみ)。560万人(2016)、780万人(2017)と、順調に会員数を伸ばしています。

PS4の販売数は下り坂

PS4の販売数とPS Plusの会員数を比べると、2016年からPS4は一貫して下がるなか、会員数を伸ばしてきた背景がわかります。毎年3Q(第3四半期)が伸びているのは、年末商戦の影響です。

 

すべてのPS4に対する稼働率は40%

1億1千万台を超えるPS4の累計販売数を分母に、PS Plus会員数をみてみます。

 

2015年度末に50%を超えていたものの、36%まで下がり、また40%まで回復しています。2019年第4四半期(2020年1月-3月)から上がっている理由は、コロナ禍による巣篭もりにありそうです。

ただし、2016年発売のPS4 Proなど複数のPS4を持つユーザーもいるため、稼働しているPS4を分母にしたら、もう少し比率は高くなるはずです。

PS4ソフト販売とPS Plus会員数

PS4のハードは落ちても、ソフトの販売は好調です。タイトル発売時期によって上下はありますが、年末商戦である3Q(第3四半期)をみていただくと、販売本数は横ばいに近い。今年はコロナの影響で春先から過去の年末商戦を超える数のソフトを販売しています。

 

ハードに紐づくサブスクリプション

サブスクリプションビジネスとしてのPS Plusの特徴の一つは、『ハードウェア必須』という点です。PlayStationを持たないと、価値はゼロ。もし今後PS5を買う人が少ないと、解約が一気に進みます。

Apple MusicはApple製品以外のAndroidやAlexaでも楽しめます。Office 365はWindowsを持たなくても、スマートフォンやMacでも利用できます。こういった、ハードウェアと切り離したサービスが、サブスクリプション戦略のメリットの一つでもあります。

けれどIoTビジネスなどは、端末を販売してサービスを定額にしたり、通信料込みで定額プランを提供したりします。時代遅れになっていくハードウェアを更新しながら、どのようにサービスを継続してもらえるか。PS5への世代交代を進めるソニーの戦略は、他業種にとっても興味深い事例になりそうです。

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