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2024.08.23
開発者人材育成研修

ゲーム開発者・マーケッター研修

ゲーム開発者研修 グループディスカッション

ゲームの仕事ができるのはありがたい事です。しかし長くやると、どうしてもありがたみが薄れます。

同じIPやジャンルのゲームをずっと担当していて、マンネリ気味。
規模が大きく自分の役割が見えづらい。
小さなタイトルばかりで成長に行き詰まりを感じる。
ゲーム運営ばかりで新作の経験がない。
売り切りタイトルの成功体験が強く運営が苦手。

弊社はゲーム会社の皆さまに研修をご提供しています。「他社ゲームをプレイする」「他社ゲームをグループで比較する」「ゲームビジネスの現実を直視する」ことで、新たな視点や知識を身につけ、モチベーションを高めることを目指しています。

ゲーム開発者・マーケッター研修の特徴

 

他社ゲームをプレイする

創るとは選ぶこと、と押井守さんはいいます(『コミュニケーションは、要らない (幻冬舎新書) 』)。選ぶには、選択肢を増やさなければならない。ゲームでは多くのタイトルに触れることがその一歩目です。

ところがゲーム会社の方とお話しすると、プレイするゲームの幅が意外とせまい。忙しいのはもちろんですが、自分の担当や好みではないゲームは手に取りづらいですよね。私も、苦手なゲームはプレイし始めるまで時間がかかります。

研修ではテーマに沿って2つ、ゲームをプレイします。

苦手なものでも研修ではプレイせざるを得ませんし、わからなければ聞けます。プレイしてみると、このゲーム、名前は知ってたけど、こんな作りになっているのか、と気づくことがたくさん出てきます。

1つではなく2つのタイトルを比較することで、そのゲーム固有のやり方と、そのプラットフォームやジャンルで一般的なやり方を見極められます。

タイトルは御社に合わせて選びます。日本と海外で売れるタイトルを比べると、ゲームデザインも世界観もディテールまでわかり、グローバルタイトルを開発するヒントが得られます。売り切り型と運営型を比べると、ゲーム運営の勘所を見直せます。異なるジャンルでも共通点のあるゲームを比べると、作り方にも売り方にも意外と共通点がありアイデアが得られます。

 

他社ゲームをグループで比較する

ゲームの比較は5人ほどのグループで行います。

他のメンバーのプレイを見ることで、自分とは違う遊び方をしたり、同じシーンでも違う感じ方をしたりします。この「ゲームが生み出す体験の幅の広さ」を改めて感じてほしい。

いろいろなゲームをプレイしていると、遊び方やIPを知っている前提でゲームが始まるなど、必要以上にお客さんを絞り込んでいる例を多く見かけます。ゲームは遊びや世界観は尖っていても、より多くの方に継続して遊んでいただける工夫が随所に要ります。その磨きどころを見極めるには、いろんな遊び方や感じ方を把握しなければなりません。

グループで比較するのはゲームの中身だけではありません。タイトル名、価格、プロモーションの内容とタイミング、コミュニティづくりを比較することで、作り手としてだけでなく売り手としての考え方や知識を増やすことができます。

開発中にテストプレイをされると思いますが、他社ゲームをプレイする様子を見る機会は滅多にありません。みんなで2つのゲームを比較することで様々な違いが明らかになり、業務での選択肢は確実に増えます。

 

ゲーム開発者研修 ゲームを複数プレイして比較する

 

ゲームビジネスの現実を直視する

平山郁夫さんは「現実を直視し、優れたものから学べ」と言います(『ぶれない―骨太に、自分を耕す方法(三笠書房)』)。

研修では顧客、競合、プラットフォーム、コミュニティの4つの視点で、自社に関係するプレイヤーを洗い出して、規模と成長性、嗜好やニーズをまとめます。

たとえば顧客をユニークな切り口で分類すると、意外な会社と競合していることに気付きます。YoutubeやDiscordでの取り組みをたくさん見ると、開発や宣伝PRのアイデアが得られます。PlayStationやiPhoneだけでなくFortniteやRobloxなどのプラットフォームの動向をみると、中期的な経営計画やタイトル計画を新たな視点で考えることができます。

規模を数字で見ることも大切です。自社への影響が大きいのか小さいのかがわからないと、優先度が決められないからです。

人は知っている範囲で物事を判断しがちです。私も創業してから何度も、ビジネス環境への認識の甘さから失敗しました。研修という場で無理矢理にでも視野を広げることで、苦くても皆さんの未来によい影響を与えられたらと願っております。

 

ゲーム開発者研修 競合分析

 

研修を手がける意義

私は戦略コンサルティングを経験してからゲームプロデューサーになりました。大手メーカーのブランド戦略を考えたり自動車ディーラーの経営者研修を手がけるのと、ポケモンやカプコンでプロデューサーをするのは、一見関係がありません。しかし創業から8年目にご縁があって大学で教えることになり、ゲーム開発者の方に研修をさせていただくようになりました。点と点がつながったような感じがします。

ゲームを作って売るのは、しんどいけれど楽しい。

研修のあと、新たな気持ちと視点で業務に取り組んでいただけたらと願っています。

具体的な研修のカリキュラムや金額に関しては、ホームページ右上よりお問い合わせください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!

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