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2020.10.02
デジタル消費トレンド

服のリサイクル消費と『コーデ』検索の増加

検索にみる消費動向 ファッション

朝晩が涼しくなり、長袖を着たくなる季節。どんな服を着ようか、毎日悩ましいですね。

『服装』は3月と10月に検索が伸びる

ここ5年間『服装』で検索された回数を見ると、毎年のように3月と10月に山があります。正確に言うと、春先は3月15日前後、秋は10月10日頃に伸びている。

逆に落ち込むのは6月下旬と年末。梅雨の時期にあまり服装に悩んだり、服を買ったりする人は少ないかもしれません。年末は掃除やらお正月の準備やらで、確かに服装のことはあまり考えません。

『コーデ』は、GW明けに検索が急落する

どんな服を着たらいいかわからないとき、『コーデ』で検索することもあるかと思います。そこで、上のグラフに『コーデ』を重ねたのがこちら。実は『服装』よりも検索回数は多くて、同じように春と秋に伸びるのですが、GW明けにガクッと落ち込むのが特徴的です。

検索にみる消費動向 ファッション

『コーデ』は『服装』を2014年に追い抜いている

でも『コーデ』という言い方は、昔はあまりしなかった気もします(年齢がバレますね)。そこで、2004年以降の長期トレンドを見ると、2014年頃に検索回数が逆転しています。

検索にみる消費動向 ファッション 2004年以降

『ファッション』の検索は落ち続けている

さらに『ファッション』を上のグラフに重ねると、こちらも2015年秋には『コーデ』に上回られているのがわかります。

検索にみる消費動向 ファッション 2004年以降

『ファッション』は流行やトレンド、『コーデ』は組み合わせ方を意識する言葉です。

流行りのものを買うより、既に持っているアイテム含めた服の着方に、着目する人が増えている。今はインスタで検索する人も多いので、実際に使われる言葉として、『コーデ』はもっと差を広げてそうです。

コロナでアパレル苦戦も、人は服を着る

コロナの影響で外出が減り、『服装』を検索する人も減っているのは見ての通り。ですが、9月下旬にかけては、昨年に近い水準まで戻っている。特に『コーデ』は例年11月下旬まで検索が多いので、今年もそれが続くかどうか、要注目です。

ただし、検索は増えても、新しい服を買うわけではない。小島 健輔さんがおっしゃるとおり、中古やレンタルなどリサイクル消費に移っていきます。

業界側と消費者側の双方から『今年の秋冬はお下がりでいいんじゃないの』ということになりそうで、通常のお店でも持ち越した今年の春物や売れ残った去年の秋冬物も品揃えに組み込む継ぎ接ぎが広がり、消費者も通常のお店とオフプライス店や中古衣料店をフツーに使い分けるリサイクル消費が一般化するのではないか。

マネー現代『コロナ危機で、アパレル業界の「秋冬シーズン」に大異変が起こる…!

人は服を着ないわけにはいきません。既存のアパレル企業には苦しくても、必ず成功するサービスは出てきます。どのタイミングで、どんなビジネスモデルでそれが登場するのか。今から楽しみです。

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