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2023年9月14日にリリースされたモンスターハンターNowが開始1ヶ月で1000万ダウンロードと好調です。売上ランキング上位にも入っているので、収入も伸びているようです。ではCAPCOM自身にはどれほどインパクトがあるでしょうか。
CAPCOM社の2024年3月期第2四半期決算は前年同四半期と比べ、売り上げが52%アップ、営業利益も54%アップと増収増益でした。しかしモバイル部門は36%アップと成長したものの、金額で見ると前年同四半期より4億円しか上がっていません。
理由は二つ考えられます。
1つは発売から第二四半期が終わった9月末まで2週間しかなかったこと。これは第三四半期の結果を見ないとわかりません。
もう1つは、パブリッシャーであり開発も担当するNiantic社との収益配分です。決算発表での質疑応答では「連結業績への影響は限定的」と回答していて、タイトルの売り上げが伸びても、CAPCOM自身には収入がさほど入らない可能性があります。
CAPCOM社は家庭用ゲームでもスマホゲームでもリスクをとって開発をします。しかし今回はリスクを避け、ライセンスを許諾する側、つまり主体的に開発する側にならなかったことが、決算発表からは垣間見られます。
人員不足やタイミングなど課題はあると思いますが、もったいない感じがするのは私だけでしょうか。